診療内容

患者様ひとりひとりの、かかりつけ内科医として、感冒、呼吸器症状、胃腸症状、頭痛、不眠などの一般内科疾患の治療から、各種慢性疾患まで、患者様のおからだの問題を総合的に判断し、適切な医療をご提供いたします。
専門的治療や高度先進医療が必要な際には、患者様の病態とご希望を総合的に判断し、適切な医療機関を御紹介いたします。
各種の病気に対する啓蒙活動や、健康教室などの生活指導を積極的に行い、予防医学に取り組みます。

検査機器

◎ デジタルX線装置(各種レントゲン検査)
◎ カラードップラー超音波診断装置(心臓、腹部、血管、甲状腺)
◎ 心電図
◎ CAVI/ABI(血管年齢・動脈硬化検査)
◎ 検尿、血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)測定器

田中内科クリニックの特徴

◎ 糖尿病、高血圧、脂質異常症、生活習慣病の患者様には、長年糖尿病専門医として患者様の診療に従事してきた経験を生かし、初期治療から、慢性期のコントロール、合併症の管理まで、トータルに診療いたします。
◎ 糖尿病の病態把握に必要な、血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)を院内で10分程度で測定いたします。
◎ 糖尿病療養に欠かせない生活指導、栄養相談、インスリン自己注射指導、自己血糖測定指導等をすべて院内で実施いたします。
◎ 大阪市立大学医学部付属病院生活習慣病・糖尿病センターと密接に連携し、糖尿病教育入院、血糖コントロール入院、合併症精査入院等と随時ご案内します。また、高度先進治療や新規治療薬の治験、臨床試験などにも積極的に参加いたします。
◎ 動脈硬化性疾患の早期発見から、その原因となる危険因子(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の管理までトータルに診療いたします。
◎ 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)に対し、適切な診断、治療を提供し、長期的な管理を行います。
◎ 慢性腎臓病に対し、腎疾患専門医療機関(大阪市立大学医学部附属病院腎臓内科、仁真会白鷺病院、大野記念病院等)と連携し、病態に応じた適切な医療を提供いたします。

糖尿病

わが国において糖尿病患者は年々増加の傾向にあり、その原因の一つとして近年の自動車や交通機関の為の運動量の減少や食生活の欧米化などが関係していると言われています。糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用不足で(血液中の糖を細胞が利用できずに)血液の中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。血糖値が高くなると、のどの渇き(口渇)、飲み物をたくさん飲んでしまう(多飲)、尿の回数が増える(多尿)、つかれやすい(易疲労感)、体重減少、空腹感などの症状がみられます。しかし、発症初期や高血糖の程度が軽い場合においては、これらの自覚症状がほとんどないため、患者さま自身が気づかなかったり、医療機関に通院しなかったりすることが多いですが、血糖値が高い状態が続けば、さまざまな合併症が引き起こされます。
代表的な合併症は、失明する危険のある糖尿病性網膜症や、透析の原因となる糖尿病性腎症、さらに動脈硬化の進行によって起こる心筋梗塞や脳梗塞などがあります。近年の研究成果から、血糖値を十分にコントロールすることで、合併症の一部は予防できることが知られており、ますます早期発見・早期治療が重要となってきました。

これまで“血糖値が高い“”尿に糖が出ている“などの指摘を受けた方はもちろんのこと、何も異常を指摘されてこなかった方も、年に一度は検診を受け、ご自分でチェックをする事が大事です。当院では糖尿病合併症が発症する前の状態から合併症が進んでしまった状態まで長期的な管理を行っています。糖尿病の薬やインスリンは日々進歩しているため、糖尿病専門医のいる当院での診療をうけることをお勧めします。個人栄養指導を含めた食事指導、運動についてのアドバイスも行っています。

生活習慣病

以前は成人病と呼ばれた部類に分けられていた、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中、ガンなどの病気は加齢とともに発症するものと考えられてきましたが、近年の研究の末これら成人病の病気が発症するまでに食生活・喫煙・飲酒・睡眠などの生活習慣や子どもの頃からの悪い習慣の積み重なりが大きく関わっていることがわかり、生活習慣病という呼び名に変わりました。
生活習慣病の特徴として症状が現れにくく、かなり進行しないと自覚症状が現れません。そのため発症初期段階では本人はいたって健康そのものと思い込んでいます。そして気付いた頃はすでに遅く、病態が進んでしまったため治療をしても完治する可能性が少ない病気です。ひどくなると、まったく症状が現れていないのにある日、突然発作を起こし、そのまま命を落としてしまうこともあります。

生活習慣病の治療としては、お薬と生活習慣の改善が最も多い治療法です。
「バランスのよい食生活」「適度な運動」「禁煙」「アルコールを控える」「十分な睡眠」「ストレスをためないこと」というようなことを気をつけながら長期治療を行っていきます。そうすれば薬を飲まなくても徐々に改善されていきます。規則正しい生活こそ生活習慣病にとっての最大の治療法です。